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磁気式の測定原理

磁気式によるフェライト組織量の測定は、簡単に非破壊式の測定器です。Basler standardおよびDIN EN ISO 17655に準拠した測定方式です。オーステナイト鋼の溶接継ぎ目を現場で直接測定ができます。

 

フェライト組織量の測定の原理

フェライト組織量の測定のためのプローブは、コイルが巻かれた鉄心から成ります。低周波交流が、このコイルの中を流れ鉄心のまわりで磁界を作ります。

 

プローブが、鋼に接近すると、鋼のフェライト粒子は磁界を強くします。測定コイルは、電圧としてこの強さを記録します。電圧の大きさの違いは、結晶構造の磁性要素に依存します。

測定中における注意点

コイルによる磁界は、およそ2-3 mm程度プローブの周りと底に広がります。この方式はフェライト組織量の表面分布を測定します。

 

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