
FISCHERSCOPE ST30 and ST200

スクラッチ試験機の特長
- ISO 20502、DIN EN 1071-3、ASTM C1624-05に準拠した接着性および密着性強度の試験
- 一定荷重、荷重増加、連続荷重の様々な測定モード
- モーション・フィードバック・コントロールによる曲面上での測定
- 測定荷重レンジ0.01 – 30 N (ST30) 、0.5 – 200 N (ST200)
- 高解像度のマイクロスコープ(倍率5倍、20倍);オプションで他の倍率レンズ搭載可
- 解析方式:摩擦力測定、摩擦係数測定、ノイズ放射測定、スクラッチ痕深さの測定
- 試験機とPCを接続して簡単に測定評価
- 簡単に試験結果のレポートを作成、データのエクスポートも容易
- 高さ10 cmまでのサンプルを特段の前処理なく簡単に測定可能
- ロックウェル圧子(半径200 µm; 50μm、100μmもあります)を標準装備、その他の圧子もご要望に応じて搭載可
塗装や硬質膜のスクラッチ試験(日本未発売)
ドリルビットの機能性コーティングが長持ちするかどうか、自動車の塗装が厳しい天候に耐久性があるかどうか、すべてはコーティングがどれだけ基板材に密着しているかにかかっています。スクラッチ試験は、表面が日常生活で通常さらされる負荷をラボでシミュレートするものです。
FISCHERSCOPE®-STシリーズは、モジュール式のスクラッチ試験機で、異なる測定レンジをカバーする2つのモデルがあります。ST30は、低荷重向けで、塗装やポリマーなど柔らかい素材や、半導体産業で使用されるような薄膜層の試験に適しています。ST200は、高荷重で、硬質材の試験に適しています。
生じるスクラッチは、主に光学的に評価されます。この目的のため、FISCHERSCOPE STは、必要に応じて最大3つのレンズを搭載可能な高解像度な顕微鏡が搭載されています。光学的な分析に加え、アコースティック・エミッション、接線力、侵入深さを試験できます。
(日本未発売)